8月頃、ベランダのプランターに勝手に生えてきた謎の植物がありました。

プランターには飛んできた種子で雑草が勝手に生えることがあり、種類によってはリクガメの良い餌になるため、そのまま放置して様子をみていました。

なぞの植物はぐんぐん茎を伸ばし1m超え。
リクガメの脱走防止用にプランターの上に張っていたネットを貫通して、横に這って伸びていきます。

リクガメの好物なら芽のうちにすぐに食べられてしまうため、どうやら好物ではない植物らしい。
見覚えのある葉の形だったけれど「何だっけ」と思いだせないまま、さらに放置。
やがて花が咲くようになり、それを見て思い出しました。

ミニトマトだ

ミニトマトは数年前に1度育てたことがあったから、花の形を覚えていました。
（実のなる野菜は、プランターで育てるには手間がかかるため、スーパーで買う方が安いと思うようになり栽培をやめています）

そのまま放置していても花が枯れて実にならないので、「そういえば、栽培していたときは筆で受粉させてたんだっけ」と思いだし、受粉してやると実がつくようになりました。
その段階ですでに秋。9月末か10月初め頃だったと思います。

しかし、待てど暮らせどトマトは赤くならず青いまま。
1月以上たっても青いままだったので、職場によくくるおじいさんで自家製農作物をよくくださる方に相談してみました。
農作物についての蘊蓄をよく語っておいでだったので、赤くならない理由もご存じなのではないかと思って。
答えは、もう秋だから気温が低くて熟さないんだろう、とのこと。

そうか、気温が低いとダメなんだ～
トマトって夏野菜だもんね。

諦めてプランターから引き抜こうかと思ったのですが、念のためにネットで調べてみると...

トマトって、毎日の平均気温を足していった積算温度が一定の温度に達すると熟す仕組みなんですね～
トマトは開花から合計900℃、ミニトマトは開花から合計800℃に達すると赤くなるんだそうです。

だから秋や冬になっても、熟すまでの期間が長くなるだけ
季節はずれだから熟さないってことでは無いんだと分かりました

なんだか、すごく科学的～

11月や12月に熟すトマトは、1か月半～2カ月くらいかかるのが当たり前みたい。
抜く前に調べてよかったよ～

ってことで、我が家のトマトも11月から赤く熟すようになり、収穫してはリクガメの餌にしてやっています。

は今日のミニトマト

温度とは別に、日照時間の長さがトマトのうまみを蓄えるそうで、あっという間に熟す夏よりも熟すまでに期間が長い春や秋・冬の方がうまみが増すんだそうですよ