先日、ついにデュビアの正体が娘にバレてしまいました
いままで「ワラジムシの大きなようなもの」とごまかしてたんだけど...。
今日はカエルたちの餌として飼っている昆虫たちの紹介や飼い方のお話です。
虫が苦手な人は読まない方がいいかもしれません。
我が家では、カエルたちには現在シルクワーム、デュビア、ホソワラジムシを活餌(つまり活きている状態で与える餌)として飼育しています。
これにプラスして月1回くらい冷凍ピンクマウスを与えてます。
(バジェットフロッグは加えてメダカも。)
冒頭でお話したデュビアという虫は、簡単に言えば外国産のゴキブリ(以下Gと略します)の一種です。
ツルツルした壁を登れない、飛ばない、臭くない、鳴かない、捕まえやすいなど、とにかく飼育しやすく管理も楽なんで、カエルたちの活き餌として昨年末飼育を始めました。
♂の成虫だけは日本に生息しているGに似ているんですが(っていうか、そのものって感じ)、幼虫や♀の成虫はGっぽくない姿をしていて見た目はマシです。
イエアメガエルを飼い始めたときは、主食として餌昆虫の定番イエコ(ヨーロッパイエコオロギ)を飼育して給餌してたんですが、イエコは自家繁殖しやすく成長が早いのはいいんだけど、なにしろ臭いんです
糞を大量にするのもあるけれど、死骸の臭いがすごくて、毎日こまめに世話していたけれど臭いと手間が嫌になって、イエコからデュビアに移行することに決めました。
イエコに比べてデュビアはほぼ無臭だし、繁殖も特に産卵床を用意することなくほおっておけば子どもが増えるんで、餌昆虫としてはベストなんじゃないかな。
飼育ケースは大きめのタッパーの蓋に穴を開け、鉢底ネットを貼ってます。
ケースの中は、念のための消臭と余分な湿気取りのためにゼオライトと硬質赤玉土を混ぜたものを薄く敷いて、紙製の鉢植えポットや卵パックを隠れ家として入れてます。
餌は、野菜くずでいいんだけど残留農薬の問題があるらしいので、生野菜は使わずコオロギフードとカメ用の餌のレプトミンとビタミンのガットローディングとしてミネラオールOなどを混ぜ、京セラのセラミックミル(結晶塩用)でひいて粉にしてやってます。
京セラのセラミックミル(結晶塩用)はなかなか使い勝手が良いですよ。結構細かい粒にひけるし、刃がセラミックなんでサビなくて丸洗いできるし。
あと、水分補給を兼ねられる昆虫ゼリーもやってます。昆虫ゼリーはいくつか試してみましたが、うちのデュビアにはプロゼリーが一番好評のようです。プロゼリーは、高タンパク・高カロリーで体力回復・産卵数増加に良いらしいんで、成虫のメスにバンバン卵を産んでもらうのに良さそうだし、蓋をあけたとき液だれしないところも気に入ってます。
ただ、デュビアは成長が遅く(唯一の欠点。生まれてから成虫になるまで半年くらいかかるらしい)、幼虫がまだ1cmちょっとにしかなってないんで、2~3cmに成長するまで餌としてやるのは控え目にしてます。
ちなみに食いつきはイエアメガエルとバジェットフロッグに試してみて、どちらもすぐにパクついて食べてくれるんで、イエコ並みに良好です
デュビアが成長するまでのつなぎの主食として、いまはシルクワーム(蚕・カイコのことです)をメインで給餌してます。
シルクワームはコオロギより栄養価が高く、カルシウムが豊富でリン比も低いらしいのでチョイスしました。食いつきも良く、拒食の改善にも用いられるようです。
ミルワームなどのように凶暴ではないため、カエルがかじられることがなく安心して与えることができます。(ミルワームは食べられた後に内臓を齧ることがあるそうで、カエルの安全のため頭(アゴ)をつぶして給餌しなければならないのです。)
その上、消化もいい。
シルクワームは桑の葉しか食べないですが、いまは桑の葉をようかんのようにした人工飼料「シルクメイト」ってのがあるから、季節に関係なく飼育できるんですね。
便利な世の中になったものです
飼育箱は紙箱でよく、逃げないので蓋もいらないそうですが、うちでは大きめのタッパーの蓋をとって中にキッチンペーパーを敷き、通気性のいい布をかぶせて輪ゴムで止めてます。
水分もシルクメイトから補給できるから、餌として5~10mmに薄く輪切りにしたシルクメイトを入れてやるだけなんで簡単です。
糞を大量にするけれど、数日ごとの餌やりのときキッチンペーパーごと取り換えるようにしてます。
キッチンペーパーから糞がこぼれてもコロコロしてるんで、タッパーを傾けてゴミ袋にそのままザザーと捨てられます。
古いペーパーの横に新しいペーパーを敷いてその上にシルクメイトを置いておけば、シルクワームは勝手に餌を目指して移動してくれるんですが、まどろっこしいので私はピンセットでシルクワームをつまんで移動させてやってます。
シルクワームは活き餌としては良好なんだけれど、成長が早すぎて巨大化するのと、自家繁殖しにくいところが玉に傷ですね。
いちおう、餌として初めて購入したシルクワームは数匹残して産卵させ、休眠卵だから卵は冷蔵庫で冷やしてるところなんですが、はたして孵化させられるかどうかまだ未知です。
デュビアの繁殖が軌道にのったら、シルクワームは副食としてやる程度になると思います。
成長の過程を、小学生時代にやったカイコの飼育を懐かしみながら観察できたのは楽しかったです。
ぜひ、お試しを
最後に紹介するのはホソワラジムシです。カエル達のおやつというかデザートとして飼ってます。
ホソワラジムシは究極の手間いらずで永久機関のように繁殖してくれるから楽ちんの活き餌です。
カルシウムたっぷりなので、栄養的にもGOODなのです。
うちでは大きめのタッパーに、余分な水分取りのためにゼオライトを厚さ1cmくらい敷き、その上に余っていたカブトムシ用の土を3cmくらい敷き、一番上にネットで評判が良かった無農薬・防虫剤なしのタキイ腐葉土を餌として入れてます。
タッパーの蓋には通期のため小さな穴をたくさん開けてます。
これだけで、あとはほぼ放置状態で、勝手に繁殖してくれます。たまにタキイ腐葉土を補充して、表面の腐葉土が乾いてたら霧吹きをほんの少しするだけ。
「森の掃除屋さん」と言われるだけあって、デュビアの食べ残しの餌とかコオロギの死骸なども、ほおり込んでおけば食べて分解してくれます。まるで生ごみ処理機のよう。
カエルへの給餌量を考えてやることで、デュビアと同様に餌として消費しても減らない、魔法の箱みたい
私はいつも「メルモちゃんが持ってる赤と青のキャンディー」みたいだなーと思ってしまいます。分かる
いままで「ワラジムシの大きなようなもの」とごまかしてたんだけど...。
今日はカエルたちの餌として飼っている昆虫たちの紹介や飼い方のお話です。
虫が苦手な人は読まない方がいいかもしれません。
我が家では、カエルたちには現在シルクワーム、デュビア、ホソワラジムシを活餌(つまり活きている状態で与える餌)として飼育しています。
これにプラスして月1回くらい冷凍ピンクマウスを与えてます。
(バジェットフロッグは加えてメダカも。)
冒頭でお話したデュビアという虫は、簡単に言えば外国産のゴキブリ(以下Gと略します)の一種です。
ツルツルした壁を登れない、飛ばない、臭くない、鳴かない、捕まえやすいなど、とにかく飼育しやすく管理も楽なんで、カエルたちの活き餌として昨年末飼育を始めました。
♂の成虫だけは日本に生息しているGに似ているんですが(っていうか、そのものって感じ)、幼虫や♀の成虫はGっぽくない姿をしていて見た目はマシです。
イエアメガエルを飼い始めたときは、主食として餌昆虫の定番イエコ(ヨーロッパイエコオロギ)を飼育して給餌してたんですが、イエコは自家繁殖しやすく成長が早いのはいいんだけど、なにしろ臭いんです
糞を大量にするのもあるけれど、死骸の臭いがすごくて、毎日こまめに世話していたけれど臭いと手間が嫌になって、イエコからデュビアに移行することに決めました。
イエコに比べてデュビアはほぼ無臭だし、繁殖も特に産卵床を用意することなくほおっておけば子どもが増えるんで、餌昆虫としてはベストなんじゃないかな。
飼育ケースは大きめのタッパーの蓋に穴を開け、鉢底ネットを貼ってます。
ケースの中は、念のための消臭と余分な湿気取りのためにゼオライトと硬質赤玉土を混ぜたものを薄く敷いて、紙製の鉢植えポットや卵パックを隠れ家として入れてます。
餌は、野菜くずでいいんだけど残留農薬の問題があるらしいので、生野菜は使わずコオロギフードとカメ用の餌のレプトミンとビタミンのガットローディングとしてミネラオールOなどを混ぜ、京セラのセラミックミル(結晶塩用)でひいて粉にしてやってます。
京セラのセラミックミル(結晶塩用)はなかなか使い勝手が良いですよ。結構細かい粒にひけるし、刃がセラミックなんでサビなくて丸洗いできるし。
あと、水分補給を兼ねられる昆虫ゼリーもやってます。昆虫ゼリーはいくつか試してみましたが、うちのデュビアにはプロゼリーが一番好評のようです。プロゼリーは、高タンパク・高カロリーで体力回復・産卵数増加に良いらしいんで、成虫のメスにバンバン卵を産んでもらうのに良さそうだし、蓋をあけたとき液だれしないところも気に入ってます。
ただ、デュビアは成長が遅く(唯一の欠点。生まれてから成虫になるまで半年くらいかかるらしい)、幼虫がまだ1cmちょっとにしかなってないんで、2~3cmに成長するまで餌としてやるのは控え目にしてます。
ちなみに食いつきはイエアメガエルとバジェットフロッグに試してみて、どちらもすぐにパクついて食べてくれるんで、イエコ並みに良好です
デュビアが成長するまでのつなぎの主食として、いまはシルクワーム(蚕・カイコのことです)をメインで給餌してます。
シルクワームはコオロギより栄養価が高く、カルシウムが豊富でリン比も低いらしいのでチョイスしました。食いつきも良く、拒食の改善にも用いられるようです。
ミルワームなどのように凶暴ではないため、カエルがかじられることがなく安心して与えることができます。(ミルワームは食べられた後に内臓を齧ることがあるそうで、カエルの安全のため頭(アゴ)をつぶして給餌しなければならないのです。)
その上、消化もいい。
シルクワームは桑の葉しか食べないですが、いまは桑の葉をようかんのようにした人工飼料「シルクメイト」ってのがあるから、季節に関係なく飼育できるんですね。
便利な世の中になったものです
飼育箱は紙箱でよく、逃げないので蓋もいらないそうですが、うちでは大きめのタッパーの蓋をとって中にキッチンペーパーを敷き、通気性のいい布をかぶせて輪ゴムで止めてます。
水分もシルクメイトから補給できるから、餌として5~10mmに薄く輪切りにしたシルクメイトを入れてやるだけなんで簡単です。
糞を大量にするけれど、数日ごとの餌やりのときキッチンペーパーごと取り換えるようにしてます。
キッチンペーパーから糞がこぼれてもコロコロしてるんで、タッパーを傾けてゴミ袋にそのままザザーと捨てられます。
古いペーパーの横に新しいペーパーを敷いてその上にシルクメイトを置いておけば、シルクワームは勝手に餌を目指して移動してくれるんですが、まどろっこしいので私はピンセットでシルクワームをつまんで移動させてやってます。
シルクワームは活き餌としては良好なんだけれど、成長が早すぎて巨大化するのと、自家繁殖しにくいところが玉に傷ですね。
いちおう、餌として初めて購入したシルクワームは数匹残して産卵させ、休眠卵だから卵は冷蔵庫で冷やしてるところなんですが、はたして孵化させられるかどうかまだ未知です。
デュビアの繁殖が軌道にのったら、シルクワームは副食としてやる程度になると思います。
成長の過程を、小学生時代にやったカイコの飼育を懐かしみながら観察できたのは楽しかったです。
ぜひ、お試しを
最後に紹介するのはホソワラジムシです。カエル達のおやつというかデザートとして飼ってます。
ホソワラジムシは究極の手間いらずで永久機関のように繁殖してくれるから楽ちんの活き餌です。
カルシウムたっぷりなので、栄養的にもGOODなのです。
うちでは大きめのタッパーに、余分な水分取りのためにゼオライトを厚さ1cmくらい敷き、その上に余っていたカブトムシ用の土を3cmくらい敷き、一番上にネットで評判が良かった無農薬・防虫剤なしのタキイ腐葉土を餌として入れてます。
タッパーの蓋には通期のため小さな穴をたくさん開けてます。
これだけで、あとはほぼ放置状態で、勝手に繁殖してくれます。たまにタキイ腐葉土を補充して、表面の腐葉土が乾いてたら霧吹きをほんの少しするだけ。
「森の掃除屋さん」と言われるだけあって、デュビアの食べ残しの餌とかコオロギの死骸なども、ほおり込んでおけば食べて分解してくれます。まるで生ごみ処理機のよう。
カエルへの給餌量を考えてやることで、デュビアと同様に餌として消費しても減らない、魔法の箱みたい
私はいつも「メルモちゃんが持ってる赤と青のキャンディー」みたいだなーと思ってしまいます。分かる
はじめまして。二児(人間)の母、マリおかんと申します。イエアメの餌で検索して辿り着きました。春になると何か飼いたくなる衝動に襲われ、最近イエアメの事で頭がいっぱいです。我が家には巨大リクガメ、座敷クサガメ、底もの熱帯魚、フロリダブルーがいます。カエル飼育と言えば、餌がネック(夫、娘が虫嫌い)でなかなか手を出せませんでしたが、餌昆虫のお話とても参考になりました暖かくなる頃までに水面下で飼育計画を実行して行こうと思っています。なにかありましたら、是非ご相談させて下さい。宜しくお願いします。
マリおかんさん、はじめまして!
コメントが付くと思ってなかったんで、お返事が遅くなってごめんなさい
マリおかんさんさんはいろいろ飼われてるんですね~。
イエアメちゃんは手間いらずの丈夫なカエルだし、慣れやすくて(食いしん坊なだけ?)ピンセットからの給餌もすぐ食べてくれるようになるんでかわいいですよ~
基本が食いしん坊なんで、活き餌じゃなくて冷凍ものも食べてくれますよ(もちろん解凍してからですが)。コオロギでもデュビアでもシルクワームでも冷凍物が売られてますから、どうしても生きてるのが苦手という場合でもなんとかなりそう。
でも、餌昆虫を飼うなんて思ってもいなくて虫嫌いの私が世話できちゃってるんで、生き物好きのマリおかんさんなら生き餌の管理もできるんじゃないでしょうか。
かわいいイエアメちゃんを早く迎えられるといいですね