ケロミンな日常

10月21日に1歳の誕生日を無事迎えたフトアゴヒゲトカゲ太（ふと）ちゃん。
病気や怪我をすることなく、順調に成長してくれています

そんな太ちゃんが11月からケージのスミでじっとして一日中動かないことが多くなりました。

（※写真ではケージサイドが網になっていますが、気温が下がってきたので保温性を高めるために今はガラスに取り替えてあります。）

ホットスポットで体を温める姿も見なくなり、ときには珍しくシェルターに入って夜眠ることも。

太ちゃんがシェルターに入るなんて、我が家にきたばかりの幼い頃だけでした。
うちに慣れると、シェルターを使ってくれなくなって、せっかく用意してやったのに～とむしろ寂しかったくらいです。

それがどういう風の吹き回し珍しいな～と思いましたが、あまり気にはしませんでした。

ケージ隅でじっと動かないのも、その上にUVライトがあるから紫外線を浴びてるんだろうなーくらいに思っていて。

顎や体が黒っぽくなってることもあるんで、発情期で普段と様子が違うのかなぁと。

夏から秋にかけて食べるようになっていた野菜は全く食べなくなりました。
でもデュビア等の生餌を与えるときだけは駆け寄ってきて食べていたから、また野菜嫌いの偏食が始まったんだなーくらいに思っていて。

それが先週、大好きなデュビアを見せても駆け寄ってこなくて。
目の前にピンセットでデュビアを差し出してようやく１匹食べただけ。
2匹目からは顔をそむけて食べませんでした。

生餌だけはこれまで「まだ食べるの？」ってくらい、大好きで食欲旺盛さを見せていたので、さすがにちょっと心配になって、フトアゴヒゲトカゲマニュアルを読み返してみると...

幼い頃に読んだから忘れていましたが、「冬季の活動停止」の項目がありました。
読んでみると、太ちゃんの今の状態はこれだと、どんぴしゃりのことが書かれていました。

・成熟する（1歳超える）と、冬季は冬眠あるいは活動停止する
・活動のにぶい状態が続く（シェルターに隠れる・伏せるなど）
・餌を食べなくなる、食べても少量

さすがフトアゴヒゲトカゲマニュアル、ためにやるわぁ

早速、書かれてるとおりサーモの設定温度を下げて設定しなおしました。
ケージに保温のために暖突ロングを設置したばかりだけど、必要なかったかもなぁ

温浴もやめた方が良さそうですね。
たまにしかしてなかったけれど、それでも最近温浴してもウンチが出なくなっていたのは、体の代謝が落ちているためだったのかもね。

でもとにかく冬季の活動停止状態だということに気がついて良かったです

フトアゴヒゲトカゲマニュアルによると、飼育初心者の人だけでなく、経験不足の獣医さんもこの冬季の活動停止のことを知らずに病気と考えて不必要な検査をしたり、有害な措置をされることがあるんだとか。怖～

ほんとに病気の場合もあるかもしれないけれど、初めてトカゲを飼育する人が獣医師に相談するもっともよくある理由がこの冬季の活動停止なんだそうです。

病気の時との区別の仕方も書かれているので、フトアゴヒゲトカゲマニュアルを持っておくことをおススメします

太ちゃん、キミは自然の摂理どおりに行動しているだけだったのね。